こんにちは!
植物に日々癒されているグリーンアドバイザーのいけぴです。
エバーフレッシュは、繊細な葉と涼し気な見た目が人気の観葉植物です。
しかし、放っておくと枝葉が伸びすぎてしまい、樹形が乱れてしまうことも。

この記事では、エバーフレッシュの剪定時期や方法のポイントを、実際に剪定した写真を交えてわかりやすく解説しますね。
剪定のコツを押さえて、エバーフレッシュの美しい姿を保ちましょう!
エバーフレッシュの基本情報
まず、エバーフレッシュとはどんな植物でしょうか。
・マメ科コヨバ属/常緑高木
・花期:4月から9月ごろ
・剪定時期:4月から10月ごろ
・花言葉:「歓喜」「胸のときめき」
・置き場所:明るい半日陰から日なた
・水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと
・温度:暑さに強く、寒さに弱い
(寒さに当たると身を守るために葉を落とします)
夜になると閉じてしまう、小さくて細長い葉が特徴的な、華奢なのに力強さも感じる不思議な植物です。
この動きは「就眠運動」と言って、夜間に葉から水分が蒸発するのを防ぐために行われるようで、昼間でも水分が切れてくると閉じてしまいます。
ボリビア、ブラジルといった南米原産の植物ですので暑さには強く、真夏でも水さえ切らさなければぐんぐん枝葉を伸ばし、丸い花を咲かせるほど元気です。
一方冬になると葉の色がだんだん薄くなってきて、枝ごと落ちてしまうこともあります。
ですが冬に弱っても、気温が上がってくればまた復活して新しい葉を出しますよ。
剪定が必要な理由とは?
剪定を行うことで、次のようなメリットがあります。
✅美しい樹形を維持できる
エバーフレッシュは生長が早い植物です。枝葉が伸び放題になると見た目が乱れるため、剪定によってバランスを整えます。
✅風通しを良くして病害虫を防ぐ
葉が茂りすぎると湿気がこもり、カイガラムシやハダニの被害を受けやすくなりますので剪定することによって防いでいきましょう。
✅新しい芽を出し、成長を促す
適度な剪定をすることで、新しい芽の成長を促し、元気な株を維持できます。
エバーフレッシュの剪定に最適な時期
剪定のタイミングを間違えると生長に悪影響を与えることがあるため、注意が必要です。
剪定のタイミングを見極め、適切に行いましょう。
剪定の具体的な手順とコツ
それでは、実際にエバーフレッシュを剪定する方法をご紹介します。
準備するもの
✅清潔な剪定ばさみ
刃先を消毒しておくとなおGOOD。
✅新聞紙やゴミ袋
剪定後の葉を集める用。
✅手袋
虫がいた場合、直接触ってしまっては身体的・心理的ダメージが大きいです。
それに刃物を使用しますので、手指の保護のため手袋をした方がベターです。
剪定の手順
今回は、梅雨入り前の6月に剪定しました。
雨続きになると剪定しづらくなるので、今のうちに剪定しておこうと思います。
(雨の日に剪定すると切り口から細菌が入りやすく木が傷みやすくなるため)
1.不要な枝の見極め
伸びすぎた枝や、込み合っている部分をチェックします。

①の枝が特に長すぎるので切って、他の枝もバランスを見ながら短くします。
②のような弱っている(葉が黄色くなっている)枝や内側に向かって伸びている枝は根元から切ってしまいますね。
2.剪定の実施(今回は6月)

矢印のところがエバーフレッシュの成長点。節のところが膨らんで、ピンと新芽が生えています。
剪定する場所はその成長点のすぐ上(3~5mmほど上)です。
よく切れる園芸用ハサミでスパッと切ってくださいね。
そこで切ると、芽に栄養がまわり、グググッと伸びてきます。

はい~選定しました~♪
新しい枝葉が伸びてくるとボリュームが増しますので、思っているよりも短く切った方がいいですよ。
でもやっぱり切りたてはすこし不格好ですね。
☆いい剪定バサミを持っておくと便利ですし気分があがります♪オススメです。

3.剪定後のケア
エバーフレッシュは丈夫な植物ですので、剪定後の特別なケアは必要ありません。
切り口に癒合材を塗る必要はありませんが、太い枝を切った等気になる場合は塗ってください。
剪定後の成長の様子
剪定から10日後
さっそく新しい葉が生えてきましたよ♪

新しい葉は少し茶色がかっていますが、成長していくとだんだん緑色になっていきます。
最初は握った手のような形で、ゆっくり手を開いていく感じに成長していきます。
この最初の握った手のような段階の時、少しゾゾゾッとするんですよね(^^;
なんでだろう、ちょっとキモチワルイ・汗


幹から直接生えていた新芽も、無事に伸びてきていましたよ。
剪定から1か月後(7月)
7月に入り、梅雨の合間には真夏のような日差しが降り注ぎます。
エバーフレッシュの大好きな暑い季節がやってきましたよ。
6月上旬に剪定してから約1か月が過ぎました。

剪定前よりコンパクトな姿になりました。
葉の色が濃くなり、花もポンポン咲かせてとっても元気。
剪定して良かった~!
剪定から2か月後(8月)

あら、前回と反対側から撮ってますね(汗)
この厳しい暑さにも我関せず。さらに枝葉が増えて元気です。
なかなかスタイルも良くなってきたぞ。

エバーフレッシュはハダニやバッタなどの虫さんの眼中には入っていないらしく、全然被害に遭いません。
たまに幹にアリが歩いているぐらいでしょうか。
剪定から3か月後(9月)
この年は9月になっても厳しすぎる残暑が続いていましたが、下旬になってようやく朝晩が涼しくなり秋が感じられるようになってきました。
うちのエバーフレッシュの様子はこちらです。

先月よりも葉が増えてきてますます元気です。普段は日なたのガンガンに直射日光の当たるところに置いているのに葉焼けなど全くしないです!

ちなみに水やりは夏の間は毎朝6時ごろにたっぷりと、葉にも水がかかるようにあげています。日中はまだ暑いので水切れにはご注意くださいね。
まとめ:剪定を定期的に行い、美しいエバーフレッシュを育てましょう!
エバーフレッシュの剪定は、年に1~2回の適切な時期に行うことが大切です。
剪定することで樹形が整い、健康な成長を促すことができます。
剪定のポイントをおさらい
・ベストシーズンは春から初夏(4月~7月)
・枝の節(成長点)の少し上をカット
・冬は剪定を避ける
剪定の手順を守ればエバーフレッシュの成長を促し、元気な状態を維持することができますよ。
ぜひこの記事を参考にして、剪定に挑戦してみてくださいね。
では、また!
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