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【成長記録】エキナセア苗の育て方【アルバ】

多年草(宿根草)

こんにちは!いけぴです。

宿根草をお庭や花壇に植えておくと、毎年植え付けをしなくても、ほぼ勝手に生え、冬に地上部が枯れていき、次の年の春にまた生えるというサイクルで生長していきます。

しかも、年を追うごとに大きく、花数も増えていきますので、宿根草を植えておかない手はありません。

今回は、宿根草の中でも人気のあるエキナセアをご紹介していきます。

後半で自宅に植えてあるエキナセア「アルバ」の秋から春にかけての成長の様子を記録しています。

秋~冬にかけて「今まで元気だったのに急に枯れた~!」とお悩みの方へ、参考にしてくだされば幸いです。

エキナセアの基本情報

  • キク科ムラサキバレンギク属(エキナセア属)/宿根草
  • 原産地:北アメリカ
  • 開花期:6月~10月ごろ
  • 花言葉:「優しさ」「深い愛」「あなたの痛みを癒します」
  • 日当たりが良く水はけの良いところで育てる

エキナセアの和名である「ムラサキバレンギク」。

漢字で書くと「紫馬簾菊」です。

紫と菊はわかるけど、「馬簾」って何?

いけぴ
いけぴ

ですよね~。私も初めて聞く言葉でしたので調べてみました。

辞書によると、馬簾とは・・・

1.纏(まとい)の周囲に房のように垂れ下げた、細長いラシャや厚紙、革などで作った飾り。

デジタル大辞泉(小学館)/松浦明 監修

つまり、これですね。

江戸時代の火消し(火事の時の消防隊)が持っている纏についたヒラヒラ。

これがエキナセアの花びらに似ていることから「馬簾菊」と呼ばれるようになったのです。

さあ、これでまた、明日使えるウンチクが増えましたね。笑

エキナセアの育て方

植える場所

地植え・鉢植えともに大丈夫ですが、できれば手間のかからない地植えがオススメです。

風通しがよく、日当たりがよく、水はけがいいところに植え付けましょう。

夏の直射日光もOKな、丈夫な草花です。

冬場は、地上部は枯れますので、寒さに対しての特別なお世話は必要ありません。

植え付け時期

植え付け時期は、3~5月、10月です。

苗を購入して植えるのが一般的ですが、種も流通していますので、種をまいて育てるのも楽しいですね。

春に苗を植えた場合はその年の夏に開花し、秋に植えた場合は翌年の夏に開花します。

宿根草は、秋に植え付けて根を充分に張らせてから春に芽吹かせるとしっかりとした株に成長すると言われています。

すぐには花が見られませんが、翌年の開花を楽しみにして秋に仕込んでおくのもいいかなと思います。

用土

パッケージにお花の写真が印刷されているような市販の「花と野菜の培養土」がお手軽、かつ間違いないです。

もし赤玉土か軽石がお家にあったら少量混ぜると、水はけがよくなってより良いですよ♪

ご自身でブレンドしたい方は、小粒の赤玉土7割、腐葉土3割の配合で混ぜてください。

いけぴ
いけぴ

土によって比重が違いますので、重さではなく体積で量ってください。

例えばスコップで赤玉土を7杯入れたら腐葉土を3杯入れて混ぜる、という感じです。

庭や花壇の空いているスペースに植えこみたい時は、まず植えたい場所に穴を掘ります。

掘り返した土に腐葉土を混ぜ込んだものを戻してもいいですし、市販の培養土をそのまま穴に入れてもいいです。

植える前に、元肥としてマグァンプなどの緩効性肥料と、虫よけとしてオルトラン粒などの殺虫剤を適量混ぜ込んでおくと安心ですね。

水やり

エキナセアは乾燥した環境を好みます。

過度な水やりは根腐れを招き、枯れてしまう原因となってしまいます。

〇地植えの場合は降雨に任せてOKですが、花茎や葉がくたっとなっていたらさすがに水をあげてください。

水を吸い上げるとシャキッとなりますよ♪

〇鉢植えの場合は、水を貯える土が地植えよりも少ないですので、土が乾いていると感じた時点で水をあげてください。

鉢植えの水やりは、「鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと」が原則です。

肥料

エキナセアは、植え付け時に肥料を土に混ぜ込んでおけばあとは必要ありません。

夏のお手入れ

エキナセアは真夏にも元気に咲いてくれるお花です。

根元の風通しを良くして、黄色くなった葉は気づき次第取り除いてあげましょう。

背が高く、しかもお花が大きいので、大雨や台風でぐいーっと倒れてしまう場合があります。

晴れると元に戻りますが、折れてしまっては元に戻らないので、支柱で支えて倒れるのを予防するのも一つの手。

緑色の支柱とヒモを使えば悪目立ちしませんよ。

ウチのエキナセア

私の家では、「アルバ」という品種のエキナセアを2022年の秋に植えました。

エキナセアには本当に色々な品種があるのですが、ザ・エキナセアな見た目のものを育ててみたかったのでアルバにしました。

2023年7月

7月の様子です。開花1年目です。

一番高いところで60cmほどでしょうか。

花の上に緑色のイチゴを乗せたような、特徴的な花姿です。

外国の野草という感じがして、とってもステキです。

2023年10月

9月頃には花が終わり、10月は葉だけになっています。

2023年12月

10月の写真と比べてみても、同じ日の写真だったかなと思うぐらい同じ感じで、12月ごろでもわさわさに葉を残しています。

近年は12月でも暖かいですからねぇ。。。

ウチの庭にはバッタやダンゴムシやいろんな虫たちがいるので葉が結構食われてしまいます。

まぁ、この株は地上部はこの後枯れていくだけですし、葉が全部まるかぶりされているわけでもないのでこのくらいの虫食いは放置です。

2024年1月

次は1月です。

「冬に地上部は枯れる」ということで葉はだいぶしなびてきましたが、なぜかひょろーりと花茎を伸ばし、ほっそほその花をつけていました。汗

1月と言ってもまだ暖かい日が続いていたので勘違いしてしまったのでしょうか。

何か痛々しいので、根元からカットしてあげました。

株自体もいつまでも葉を残していながらも、よく見ると下から小さく新芽が出ていました。

なので新芽が少し大きくなった時点で元からあった葉は手で抜いてあげました。

1月~2月はその新芽もあまり大きくならずに、寒さに耐えて春を待っている、という状態。

2024年3月

次は3月下旬です。

少し新芽が大きくなってきたかな~(^^)

2024年4月

そして4月

春になり最高気温が15~20℃近い日が多くなってくると、成長が早いです。

小さかった芽が一気にワサッと成長し、地面からも芽が見えています♪

今年の開花が今から待ち遠しい(*^^*)

2年目は1年目よりも大きく育つらしいのでワクワクです!

2024年5月

5月に入り、ぐんぐん背を伸ばしてきましたよ。

高さは地面から50cmほどです。

中央に小さな蕾(つぼみ)が出来ています(*^^*)

******************

次は約3週間後です。

背丈はさらに伸びて、一番高いところは65cmほどになりました。

以前よりもしっかりとした茎と蕾(つぼみ)になってきましたよ♪

開花が楽しみです。

2024年6月

今年も立派に咲いてくれました(^^)ノ

大きな花があると小さな花壇にも迫力が出ますね。

小さな新芽から見てきたので、「よくぞここまで大きくなって・・・」としみじみとした感激があります。

隣に植えてあるカラドンナには小さなバッタがよくとまっていて葉っぱを食べているのですが、こちらには全く来ないですね。

エキナセアの茎がトゲトゲしているからでしょうか。

他の虫さんにも食われずに過ごしてほしいなぁ。

2024年8月

毎日うだるような暑さが続いている8月です。

この写真を撮る前に台風が来て、ググッと前に倒れかけましたので、切り戻しをして支柱を立てています。真っ白な花びらが夏の暑い中でも爽やかですね♪

少し窮屈なのか、花が少ない&下が蒸れて黒くなっているんですよね。。もっとモリモリに咲いてほしい!なので10月か11月になったらここのスペースを整備して、もう少し壁から離したところに株間を空けて植えなおしたいと思っています♪

おわりに

エキナセアには抗菌・抗ウイルス作用がある物質が含まれており、古くはネイティブアメリカンが薬として用いていたそうです。

現代でも、風邪予防としてハーブティーやサプリで取り入れておられる方もいらっしゃるでしょう。

ですが、苗で売られているエキナセアは観賞用として品種改良されたものですので、ご自身で栽培されたものをお茶にしたりすることはお控えください。

花びらが反り返って、小さな纏(まとい)のように咲くエキナセア。

「馬簾に似ているからバレンギクという名前にしよう!」だなんて昔の人の発想は可愛いですね。

難しいお世話は必要なく、ほぼ放置ですくすく育ちますので、一度育ててみてはいかがでしょうか?

では、また!

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