先日、うちで育てている植物にバッタが大量発生したんです・汗
捕殺しても捕殺してもいなくならないので、コーナンに殺虫剤を買いに行きました。
目立つところに陳列されていたベニカxファインスプレーを手に取り、「これでいいか」とレジに向かおうとしてふと横の商品を見たら、よく似た赤いボトルの殺虫剤が。
しかも、メーカーも同じ「住友化学園芸」で3種類も(-.-;)
ベニカxスプレーとファインスプレーとネクストスプレー、どれも赤いボトルやけど何がどう違うねん!と思ったので調べてみました。
ベニカxスプレー、ベニカxファインスプレー、ベニカxネクストスプレーの違いを比較したところ、以下の3つでした。
・含まれている殺菌殺虫成分の違い
・成分の作用性の違い
・無印<ファイン<ネクストの順で高額
ベニカxスプレーシリーズはいずれも、薄める手間なくシュシュッとスプレーするだけで植物につく害虫と病気を同時に防除してくれる大変人気の家庭園芸用殺菌殺虫剤です。殺虫成分が即効性に優れているので、枝や茎・葉についた虫に直接かけても効果的ですし、ファイン、ネクストに関しては約1か月のアブラムシ防除効果があります。
その3種類の一番大きな違いは、有効成分の種類と数です。
それに伴い価格も異なってきます。
本文で詳しく解説していきますね♪
ベニカxスプレーとベニカxファインスプレー、ベニカxネクストスプレーの違いを比較
まず、3つの違いを表にしてみました。
ベニカxスプレー | ベニカxファインスプレー | ベニカxネクストスプレー | |
---|---|---|---|
発売年 | 2003年 | 2010年 | 2019年 |
成分 | 2種類 | 3種類 | 5種類 |
効果の持続 | ー | 1か月 | 1か月 |
殺虫成分の 作用性 | ✅即効性 | ✅即効性 ✅持続性 | ✅即効性 ✅持続性 |
殺菌成分の 作用性 | ✅予防効果 ✅治療効果 | ✅予防効果 | ✅予防効果 ✅治療効果 |
メーカー希望価格 (税込・1000㎖) | 1,320円 | 1,430円 | 1,760円 |
3つの違いをひとつずつ説明していきますね。
含まれている殺虫殺菌成分の違い
ベニカxスプレーに含まれている有効成分は、下記の2種類です。
- ペルメトリン(殺虫成分)
- ミクロブタニル(殺菌成分)
ベニカxファインスプレーに含まれている有効成分は、下記の3種類です。
- クロチアニジン(殺虫成分)
- フェンプロパトリン(殺虫成分)
- メパニピリム(殺菌成分)
ベニカxネクストスプレーに含まれている有効成分は、下記の5種類です。
- 還元澱粉糖化物(殺虫殺菌成分)
- クロチアニジン(殺虫成分)
- ピリダリル(殺虫成分)
- ペルメトリン(殺虫成分)
- マンデストロビン(殺菌成分)
新商品が出るにつれ、有効成分が多く含まれるようになり、より幅広い虫や病気に対応できるようになっています。
成分の作用性の違い
殺虫成分
殺虫成分の作用性は、いずれも即効性があります。
私がスプレーを使った時も、バッタがピョンピョンと逃げていき、すぐに麻痺したような感じになって死んでいました。・・・安らかに成仏してね(ー人-)
ベニカxスプレーは持続性は無いようです。逆に言うと気づいた時にシュシュッとできるということですね♪
ファイン、ネクストには、植物の中に浸透する成分が入っているので、雨や水やりによって表面の成分が流れても効果が持続する特長があります。
殺菌成分
殺菌成分の作用性を見ると、いずれも病気の予防効果があります。
含まれている薬剤の成分により殺菌され、うどんこ病などの病気を予防してくれます。
スゴいことに、ベニカxスプレーとベニカxネクストスプレーは、治療効果まであるんですね。
無印<ファイン<ネクストの順で高額
有効成分の追加や、新開発された成分を入れるなどにより、後発の方が高額になっていくのは当然のことですよね。
表の価格は「メーカー希望価格」なので、実際は表よりも低価格です。
価格は、販売店やセール時期によってかわっていくので、チェックしてみてくださいね。
ホームセンターやドラッグストアでも販売されていますが、ネット通販の方が安い時が多いですよ♪
おすすめな人
それぞれの特長をふまえて、おすすめな人をまとめてみました。
ベニカxスプレーがおすすめな人
- やっぱりロングセラー商品が安心
- 使用回数の制限なく、害虫や病気に気づいたときに気軽に使いたい
- まずはお手頃価格なもので試したい
- 草花・花木・観葉植物に使いたい(野菜やハーブ、果樹、芝生には使えません)
ベニカxファインスプレーがおすすめな人
- 効果を持続させたい(約1か月)
- 草花・花木・観葉植物だけでなく野菜にも使いたい(ハーブ、果樹、芝生には使えません)
ベニカxネクストスプレーがおすすめな人
- 効果を持続させたい(約1か月)
- 草花・花木・観葉植物だけでなく野菜にも使いたい(ハーブ、果樹、芝生には使えません)
- 5種類の殺菌殺虫成分で、幅広い効き目が欲しい
実際にベニカxファインスプレーを使ってみた
私は、3つある中で、真ん中の「ベニカxファインスプレー」を選びました。
庭に植えている植物の中で、特に虫食いがひどかったサルビアネモローサカラドンナ。
水やりの時などに、バッタがピョンピョンと逃げていくので一匹一匹捕まえていたのですが一向に減らず。。このサルビア自体も葉を食べられては思うように成長できないし、ベニカをかけてみることにしました。
まず、食べられている葉はもう元には戻らないので、きれいな葉のところまで切り戻します。
切り戻すときは、脇芽の出ているすぐ上で切ると、脇芽がグングン大きくなります。下の方の葉にはハダニの典型的な被害である小さな点々が現れていました。葉を裏返すとやはりハダニがくっついています。バッタだけでなくこちらにも効いてほしいものです。
葉の表面だけでなく、葉をめくって裏側、茎にもまんべんなくスプレーしました。薬剤がかかったバッタが逃げていくのを目で追うと、逃げた先でピクピクと体を震わせています。痺れたままでは可哀そうだったので、捕殺しました。
次の日の水やりの時に、葉をめくってみると、バッタもハダニも見当たりません。すごい効き目です。
その後1か月ほど経った姿がこちら。
虫に食べられている葉は見当たらず、順調に成長しているのがわかります!葉をめくってみてもハダニの姿はありませんでした。水やりも普通に上からかけていたのですが、しっかりと効果が持続していたようですね。ベニカxファインスプレーの効果は約1か月とのことだったので、また葉を食べる虫が現れるようなら、スプレーしたいと思います。
ベニカxスプレーとベニカxファインスプレー、ベニカxネクストスプレーの違いを比較・解説 のまとめ
以上、ベニカxスプレー3種類の違いをご紹介しました。
大きな違いは、含まれている殺菌殺虫成分の種類と数でした。
この点と予算も合わせて、どれがいいか選んでいくといいですね。
薬剤ですので、ご使用の際には
・ファイン、ネクストは成分が沈殿していますので、よく振ってから使う
・園芸用手袋、マスク、長袖長ズボンで体を保護して、使った後は石鹸でよく手を洗う
・変色する可能性は0ではないので、観賞用の花部分には薬剤がかからないようにする
などにご注意くださいね。
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