こんにちは!いけぴです。
先日、ホームセンターコーナンの園芸コーナーをのぞいてみたら、とても可憐でかわいいコを見つけました♪
その名は「オレガノ・ケントビューティー」。
名前から、アイドルで俳優の「中島健人」さんを連想してしまいました(*^^*)
1株購入して、早速「ケンティー」と名前をつけて(笑)植えてみました。
オレガノ・ケントビューティーを買ってみたけれど、育て方がわからないという方に参考にしていただければ幸いです。
基本情報
- シソ科オレガノ属/半耐寒性多年草
- 原産地:ヨーロッパ、地中海沿岸
- 花期:四季咲き(花後に切り戻すとまた花をつける)
- 日当たりが良く、風通しのよいところに植える
ただし夏場は半日陰で育てる
オレガノといえばイタリアンでよく使われるハーブですが、この‘ケントビューティー’はオレガノの中でも観賞用の園芸品種です。
料理には使えませんのでご注意ください。
スッと伸びた茎に規則的に並んだ葉、その先に薔薇のような形の苞葉(ほうよう)をつけます。
苞葉は日光に当たるとピンクに色づくので、一見ここが花なのかなと思いますよね。
でも、苞葉から顔を覗かせる紫色の小さな部分が、本来の花となります。
オレガノ ケントビューティーの育て方
植える場所
地植え・鉢植え、どちらも栽培可能ですが、茎が長くしだれる性質があり、苞葉(ほうよう)が下向きになりますので、地植えにすると魅力が半減します。
鉢植えの方が、環境を変えたい時(夏に半日陰に移動するなど)に簡単に移動できますのでオススメです。
基本的には日当たりのよい場所でOKです。
日陰に置いてしまうと苞葉がピンクに色付かず、緑になってしまいます。
しかし、カラッとした暑さが特徴の地中海沿岸が原産地なので、日本のジメッとした暑さが苦手です。
夏は短く切り戻して蒸れを防ぎ、半日陰~日陰で風通しがよいところに移動させましょう。
秋になればまた芽を伸ばしてきますので、徐々に日なたに移すと良いです。
用土
オレガノ・ケントビューティーは水はけのよい土が適しています。
「山野草の土」や「ハーブ用の土」を買ってくるのがお手軽、かつ間違いないです。
一般的な培養土とは全く違う、猫砂のようなサラッとした粒々した土です。
とても水はけが良さそうです♪
また、お家に「花と野菜の培養土」が余っていれば、それにパーライトか軽石を2~3割混ぜて使って水はけをよくしても大丈夫です。
植え付け時に、害虫避けとしてオルトラン粒などの殺虫剤と、元肥としてマグァンプなどの固形肥料を混ぜておくと安心です。
ただし、肥料は規定よりも控えめにしましょう。多肥は禁物です。
植え方の手順
植え付け適期は春(3月~4月)か秋(9月中旬~10月)です。
鉢植えの場合
1.元気な苗・それよりも一回り大きな植木鉢・鉢底石・鉢底ネット・用土・スコップ(シャベル)を用意します。
2.植木鉢の底穴をふさぐように鉢底ネットを敷き、鉢底石を底が見えなくなる程度に入れる。
3.用土を1/3ほど入れる。
4.苗を容器から出して、少しほぐしてから植木鉢に入れる。
(この時、黄色くなっている下葉があれば取り除いておく)
5.鉢との隙間に用土を足していく。用土を入れるのは鉢のふちよりも少し下(2cmほど)までにする。
「山野草の土」にはバークたい肥という肥料が入っているので今回は肥料は追加せず、オルトラン粒をサラッと混ぜておきました。
手で土を押さえてなじませておく。
6.根元にじょうろで水をかける。鉢底から水がジャージャー出るまでたっぷりと。
水をかけた時に、土が流れて根が見えてしまったら、適宜土を足す。
地植えの場合
- 元気な苗・用土・スコップ(シャベル)を用意する。
- 植えたいところに大きめに穴を掘り、用土を入れる。
- 苗が入るぐらいのスペースをあける。
- 苗を容器から出し、穴に入れて、根元を手で優しく押さえながら用土となじませる。
- 根元にたっぷりと水をかける。
水やり
乾かし気味に育てます。
「乾かし気味」というのは、水やりの間隔をあけるということで、少ししか水をあげないということではありません。
土が乾いているなと感じたら、鉢底から水が出るまでたっぷりとあげてくださいね。
夏は朝の涼しい時間帯に、毎日か2日に1回。
冬は、宿根草で地上部は枯れたようになりますので水やりを忘れがちですが、1週間に一度ぐらいはあげてください。
切り戻し
花が茶色になってきたら、切り戻しをします。
下から2~3節を残して短く切ってあげましょう。
成長記録の5月で写真入りで説明しています。
元気に育てるためのQ&A
うちのケントビューティー、元気がないんですが・・・。
植え付け直後にだらんとするなど前より弱っている感じがしたら、もう少しだけ見守ってあげてください。
新しい環境に慣れようと頑張っている最中かもしれません。
慌てて水やりしたり肥料を追加したりする必要はありません。
半日陰の風通しの良いところでしばらく放置してみましょう。
根が落ち着いてきたら新しい葉を出すなど、成長が見られるはずです。
葉っぱがピンクにならないの・・・。
葉が色づかない時は、太陽の光が足りない時です。
日に数時間でも太陽の光が当たるところに置いてみてください。
葉っぱが黒くなる・・・。
水のやりすぎによる根腐れ、病気が疑われます。
植え替えの適期は春か秋(人が薄手の長袖で出かけるような気温の時季)です。
ちょうどその頃なら、植え替えしてみましょう。
変色した根・葉はもう元には戻らないので切り落とし、水はけのよい土に植え替えます。
オレガノ・ケントビューティーはジメジメが嫌いです。
必ず土を触って乾いているのを確かめてから、水やりするようにしましょう。
うちのケンティーの様子
さて、上記の植え付け(4月中旬)から1か月経ちました。
2024年5月 切り戻し
花の部分が茶色になって、苞葉(ほうよう)の色もあせてきましたので、切り戻しをします。
切るところは、下から2節ほど残したところ。
下の写真でいうと黒線のひいたあたりで、一本一本切ります。
葉が無くなると光合成できませんので、必ず葉の部分を残してください。
このような枯れた葉があれば取り除いておきましょう。
手で触るとポロポロ取れると思います。
さて、切り戻しが終わりました♪
植え付け時よりもひょろっとした感じになっていて、手触りもカリカリしているので、水やりが足りなかったのかもしれません。
玄関前に置いていて毎日見ているハズなのに、1週間に1度ぐらいしかやらなかったからなぁ~(^^;
元気を出してもらうために緩効性肥料マグァンプを少量、土に混ぜておきました。
暑くなってきたので、水やりも気をつけてやるようにしますね( ..)φメモメモ
2024年6月
5月に切り戻してから2週間ほど経ちました。
切り口から新しい芽が生えてる♪
もう死んだかなと思うほどカリカリしてたので心配でしたが、まだ生きていたようです。
良かった~(^▽^)=3
そしてさらに2週間後。
新芽がしっかり大きくなりました♪
もうすぐ梅雨入り。もう一度花をつけるのかなぁ。
2024年7月
7月に入り、梅雨の中休みには真夏のような日差しが降り注ぎます。
暑い・・・(^^;
うちのケンティーも日陰に移していますよ。
水やりは2日に1回、6時ごろにしています。
さて、5月の切り戻しから約2か月経ちました~。
根元からも新しい枝が出てきています。
切り戻し前の黒い枝葉は目立たなくなってきましたね。
少し残っている古い枝葉も剪定していこうと思います。
2024年8月
8月は最高気温が37度に届く酷暑が続いています。
前回よりも長ーく伸びています。葉焼けによる枯れが怖くてずっと日陰に置いているのと水やりが多いせいで徒長しているのだと思います。
真夏に切り戻してそのまま枯れてしまうのもイヤなので、このまま様子をみようかな。
真夏は切り戻しや剪定、肥料などはしないほうがいいです。株にダメージを与えてしまうからです。人間もこの暑い中、庭仕事をして倒れでもしたら大変です。少し暑さがマシになるまで、水やり以外のお世話は休みましょう。
2024年9月 切り戻し
9月に入っても暑い日が続いていましたが、下旬になってようやくしのぎやすくなってきました。
朝晩はエアコンを切っても大丈夫になって、少しだけ秋が来たのかなという感じです。
うちのケンティーの様子はこちらです。
う~ん、お疲れですね~。。茎の途中から茶色でパリパリやん。そして先っぽだけ緑(汗)
先っぽが緑ということは完全に枯れているわけではないですね。そこまで水などが行き来しているということですから。根元の方を見てみます。
小さな芽が出ていました♪そのすぐ近くで切り戻すと、その芽が茎の一番上になりますのでグングン伸びてくるはずです。
スッキリしました♪マグァンプ粒をパラパラまいて水やりし、日陰から半日陰に移動しました。
また伸びてくるかなっワクワク♪
2024年10月
最高気温が28℃ほどに落ち着き、まだまだ暑いですが日差しがやわらかくなってきたので、ケンティーも日なたに移しています。
また元気な葉が出てきましたよ♪
つくづく植物ってすごいなと思います。切っても切っても再生してくるし、環境が合えばほったらかしでも育っていくんですよね。このままの調子で大きくなれよ~(^^)
2024年11月
11月になり、朝晩は寒く感じる日が出てきました。
うちのケンティーはこんな感じです。
けっこう大きくなってくれました♪
この前ホームセンターでオレガノケントビューティーを見かけましたが、売られているのもだいたい同じような大きさだったので、今の時期としてはこれで大丈夫なのかなと思います(^^)
おわりに
今回は、写真を交えて、オレガノ・ケントビューティーを植木鉢へ植える手順と切り戻しを中心にまとめました。
その後、うちのケンティーは順調に育ったのか、それとも枯れてしまうのか・・・。
変化があれば更新したいと思います。
この記事が、皆様のお役に立てれば嬉しいです!
では、また!
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